スタッフもはまる北東北?。及咨裆降兀尽·筏椁撙丹螭?/h2>

• 更新日：2010年10月28日
• カテゴリ：周辺情報

　1993年にユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録された『白神山地』を見てきました。

　『白神山地』はブナの群生林が有名ですがブナ林は北半球の冷溫帯を代表する林で、ここにはブナの林が世界最大の広さで殘っているそうです。

　地質調査の結果、約8,000年前にはブナ林が形成されていたことがわかっており、約10,000年前の最終氷河期が終わるとすぐにブナ林が形成され、その後全く耕作されず山地のままであった事が世界遺産に登録された理由の一つでもあるそうです。

　全體面積13萬haのうち、1萬7千ha(169.7km2)が世界遺産(自然遺産)だそうです。

　秋田県と青森県にまたがるこの広大な土地は屋久島や法隆寺などと共に日本で最初に世界遺産に登録された北東北で唯一の歴史的自然遺産です。

　青森のオーナーさまを訪問した帰り道、休憩で立寄った「道の駅」で見かけた白神山地のリーフレット、北東北の手付かずの大自然を象徴するかのような『白神山地』をどうしてもこの目で見てみたい衝動にかられました。

　車を走らせていると、野生のニホンザルが親子で出迎えてくれました。

　私を歓迎してくれているのかな？と思い進んで行きます。

　駐車場に車を停めて歩いて行くとブナ林の散策路を見つけました。

　世界遺産を保存する協力基金300円を支払い中に入ろうとすると、案內所のスタッフの方から「その格好で登るのですか？」と尋ねられます。

　スーツに革靴の姿に傘とセカンドバッグを持つ私は明らかに場違いな格好をしています。

　「大丈夫です、これはサラリーマンの戦闘服ですから???」と苦しまぎれの言い訳をしながらスタッフの方の橫をすり抜けます。

　「散策路」という名前がついているのだからなんとかなるだろうと、甘く考えていましたが、すれ違う方々は完全裝備の登山姿ばかりです。

　それでも、「あ～マイナスイオンが體にしみこんでくるようだ～」とすがすがしい気持ちで登って行きます。

　案の定、道は次第に険しさを増して來ました、「これはちょっとマズイかな？」と思った時はもう手遅れ、靴はドロドロ、スーツも巖や木の枝に引っ掛けボロボロ、傘も杖代わりに使ってしまったので曲がってしまい、下りて來たときは本當に戦いに敗れた落武者のような姿になってしまいました。

　案內所のスタッフの方から「本當に戦闘服だったんですね！」とありがたいお言葉をいただきました。

　さすがは世界遺産の『白神山地』戦う相手が大きすぎました。

　次回は完全な登山スタイルで再チャレンジしたいと思います。

＜白神山地＞　しらかみさんち　リゾートより約155km

※掲載の寫真は全て平成22年10月撮影

～ＩＴＯ～