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スタッフもはまる北東北　＜ベル＞

更新日：2012年07月13日
カテゴリ：周辺情報

　盛岡市內に有名な“ベルおじさん”（ベルボーイ？）がいるハンバーグの有名なお店があると聞きつけた私はある休日のお晝に気持ちも心も「ハンバーグ??ハンバーグ」とハンバーグ一色になっていました。

　
　盛岡市の大通りにあるそのお店は全國展開しているあの有名な“びっくり○○キー”の第一號店だそうです。
　
　名前も他の店舗と違い“ベル”となっています。

　昭和４３年にハンバーガーとサラダのお店を盛岡市大通りに『べる』を開店したのが始まりだそうです。

　後にハンバーグランチのお店に変わり以降、好評につき盛岡市內に數店舗を出店し北海道や近畿地方にも展開していったそうです。

　現在は全國に２７３店舗を展開するハンバーグのお店としては超有名になっています。

　１號店だけは名前を“べる”から”ベル“に変えましたが全國で呼ばれている“びっくり○○キー”ではありません。

　何か創業者の思い入れが感じられます。

　私はそんな創業者の思い入れも感じる余裕が無くなりふり構わず店內に入り他のお店と同じ木製の重いメニューをじっくり目を皿のようにしながら濃厚かつ私の胃次元空間（ブラックホール）を満足させてくれるであろうメニューを品定めしています。

　ここのハンバーグは“びっくり○○キー”よりジューシーで美味しいと言う評判も聞いていた私は店員さんに「あの～ビーフシチューハンバーグをライスセットでお願いします、ライスは大盛りであと～コーヒーのメリーゴーランドのデザートも一緒にお願いします～」とおよそ中年のおじさんが普通に頼むメニューでは無いような注文をします。

　ハンバーグがやって來ます、私の食欲はピークに達しています。

　私は一気にそのジューシーなハンバーグを食べ干し、デザートも一気食いです。

　ハンバーグをこんなに美味しく頂いたのは何年振り位だろうと血液が私の胃次元空間に回りこみにボンヤリと天井を眺めています。

　私の胃次元も満足した所でふと気が付きました、そう言えば私は“ベルおじさん”を見に來たのでは無かったですか～？目的を見失っていた私は會計を済まし“ベルおじさん”の所へ行こうとすると既に“ベルおじさん”は優しくドアを開けて「ご満足頂けましたか？」と言葉を掛けてくれます。

　そう言えばお店に入る時もドアを開けて「こんにちは～ようこそいらっしゃいませ～」と言葉を掛けてくれていたのにも関わらず私は“ハンバーグ”を食べる事しか頭に無く“ベルおじさん”を無視してしまっていたのです。

　しかし、その“ベルおじさん”は何事も無かったかの様に全てを許してくれる様な満面の笑顔で私をお見送りしてくれています。

　私は「握手して下さい！」と言うと“ベルおじさん”は優しく私の手をしっかりと、握ってくれ「ありがとうございました、また、來て下さいね」とお禮の言葉まで言ってくれています。

　私は、感無量で「美味しかったです必ずまた來ます～」とお禮を述べて“ベル”を後にしました。