大和ハウス工業(yè)は、建築會社?住宅メーカー?デベロッパーという３つの顔を持っていますが、もともとは建設(shè)會社で、食品の製造施設(shè)や物流施設(shè)を數(shù)多く手掛けてきました。約7,650棟、水産、食肉、弁當(dāng)工場など、さまざまなものを手掛けさせていただいています。また、皆様が食品を飲食する施設(shè)も作っています。

食品物流の変化

食品物流は、歴史の中で大きな変化を遂げてきました。大和ハウス工業(yè)が食品関連のお客様からオーダーを受けてきた中での変化をご紹介します。
まず、第1期、1970年代以降、低溫物流のニーズが増えて、コールドチェーンが臺頭します。「モータリゼーションによるトラック輸送比率の上昇」「溫度管理が必要な食品の物流網(wǎng)の形成、設(shè)備の高度化が進む」などが進展し、チルド食品や生鮮品が食品スーパーの店頭に並ぶようになります。そしてモータリゼーションの発達によって郊外型のロードサイドの店舗が生まれてきました。その中にはファミリーレストランやラーメンチェーンなどが出てきて、食品の配送というものが重要視されるようになってきました。
第2期は1990年以降、小口化と個人向け需要の拡大期です。大手の配送事業(yè)者様が、BtoCの配送に力を入れ始めました。このBtoCの配送の中で、最初はドライものしか扱わなかった配送事業(yè)者様が、冷凍?冷蔵物を運ぶようになりました。これが第2の拡大期です。
そして第3期は今です。國內(nèi)需要では、冷凍?冷蔵の配送の需要がかなり増えてきました。また、國土交通省が、アジアでコールドチェーンを作っていこうという、「ASEANスマートコールドチェーン構(gòu)想」を打ち出しました。ASEANスマートコールドチェーン構(gòu)想には大和ハウス工業(yè)も賛同して、すでに各國で物流施設(shè)を展開しています。
電子レンジの普及率が冷凍加工食品の消費量と連動するということはすでにご承知のとおりだと思いますが、電子レンジの普及率は、日本は100％、アジアで一番多いのはシンガポールで70％くらいです。マレーシア9.3％、タイ8.2％、フィリピン6.1％、ベトナム4.0％、インドネシア0.9％となっています。國交省の構(gòu)想では、この普及率の低い5カ國を選定しており、私どももこの5カ國に進出することを考えています。
日本の農(nóng)林水産物の出荷額推移のグラフを見ると、2018年には9068億円となっています。

2012年は4497億円でしたので、今の半分弱です。年を追うごとに出荷額はどんどん増えています。これから日本のものがアジアに出荷される可能性が高くなるだろうと考えています。これが、私どもが認(rèn)識している時代背景です。
コールドチェーンに対応したものは、すでに各國で行っています。日本でも「Dプロジェクト坂出」、海外ではベトナム、インドネシアですでに展開中です。マレーシアでは地元大手の外食チェーン専用のセンターを現(xiàn)在建築中です。
このように、日本全國、海外どこであったとしても、大和ハウス工業(yè)は、國策にそって、皆様が進出するときの施設(shè)として、土地を探すところから施設(shè)づくりまで含めてトータルサポートすることができる體制を整えています。

川上から川下までのトータルソリューションを提供

HACCP※（ハサップ）に関しては、皆様ご存知のとおり制度化されています。2018年6月に改正食品衛(wèi)生法が公布され、原則としてすべての事業(yè)者が「HACCPに沿った衛(wèi)生管理」を行うこととされました。しかし、食品の製造施設(shè)では當(dāng)たり前のことが、配送の現(xiàn)場では當(dāng)たり前になっていません。私どもの小売りの現(xiàn)場、外食の現(xiàn)場においては、必ずHACCPの話は出てきます。認(rèn)証を取る必要がなかったとしても、それに準(zhǔn)ずることがどれだけ必要かということをお客様から言われます。
そうなるとサプライチェーンにおいて、川上だけの話ではなく、製品の配送という川下までその影響が及ぶ可能性があります。私どもは認(rèn)証のサポートから防蟲?防鼠、クリーン設(shè)計、GMP準(zhǔn)拠、省エネ?畜エネまで行っていますが、それを食品の製造施設(shè)を設(shè)計する専門グループから物流の設(shè)計をするグループまで対応しなければならないと考えています。

食品工場においても、多くの施工事例があります。毎日コンビニエンスストアに出荷される弁當(dāng)と総菜の工場、水産加工工場、カットフルーツ工場など、さまざまな用途の工場を手掛けています。例えばカットフルーツ工場であれば、飛び散った果汁は糖質(zhì)です。飛び散って酸素に觸れた瞬間に酸化をします。それは、當(dāng)然ながらサビの原因になります。私どもは、常にこうしたことまで念頭に置きながら施設(shè)づくりをしています。
食品物流施設(shè)に求められるものは、「製品の適切な取り扱い」「食中毒菌増殖を防止するための適切な溫度管理」「施設(shè)?設(shè)備の衛(wèi)生管理」「倉庫?保管施設(shè)の衛(wèi)生管理」「有害生物の防除」です。
こうした施設(shè)を求められたとき、大和ハウス工業(yè)では、HACCP対応の実績からも常に適切に対応ができると思っています。
結(jié)論として、工場?倉庫?店舗まで手掛ける大和ハウス工業(yè)は、川上から川下までのトータルソリューションを提供し、ハード?ソフト両面で食品の安全?安心のノウハウを皆様にご提供できると確信しております。何かございましたら、ご検討よろしくお願いいたします。

※ Hazard Analysis and Critical Control Pointの略。食品を製造する際に工程上の危害を起こす要因（ハザード;Hazard）を分析しそれを最も効率よく管理できる部分（CCP ;必須管理點）を連続的に管理して安全を確保する管理手法である。