コラム vol.164土地活用としての「コインパーキング事業(yè)」を考える(2)
コインパーキングの新たな需要、パーク&ライド、パーク&ワーク
公開日:2016/09/30
通勤の駅を変える人もいるほどのパーク&ライド
10年ほど前からパーク&ライドと呼ばれる、駅前に通勤用のコインパーキングをつくるというケースが非常に増えてきました。
たとえば、地方や郊外において、バスで駅まで行こうとすると、本數(shù)も非常に少なく、料金も片道200円強(qiáng)、往復(fù)で500円近くかかったりします。ところが駅前でもコインパーキングを使うと安いところだと1日300円~600円で利用可能な場(chǎng)合もあります。
そうなると、バスと比較してもほとんどかかる金額は変わりませんし、バスを待つ時(shí)間も必要ありません。また、時(shí)間も何時(shí)になってもかまいません。
駅周辺に店舗も何もないところで、大きなコインパーキングがあることがありますが、これはまさしくパーク&ライドです。近隣住民の方がコインパーキングを通勤に利用されているわけです。
今では、コインパーキングが沢山あるという理由で隣の駅まで車で行って、コインパーキングを利用する人もいるほどです。
パーク&ワークというワークスタイル
パーク&ワークとは、郊外の工場(chǎng)や生産施設(shè)の近くにコインパーキングをつくり、その工場(chǎng)等で働いている方々が、車で通勤してきて、職場(chǎng)近くのコインパーキングに駐車し、勤務(wù)するというスタイルです。
交通が不便なために車で通勤したいが、會(huì)社の敷地內(nèi)には従業(yè)員用の駐車場(chǎng)がない場(chǎng)合や仕事著のまま、仕事道具をもって公共の交通機(jī)関で移動(dòng)はしたくないというニーズもかなりあります。
現(xiàn)在は、工業(yè)団地のような複合的に様々な會(huì)社の施設(shè)が建っているような地域に10臺(tái)~20臺(tái)くらいの駐車場(chǎng)(コインパーキング)を作ると、すぐに埋まり、またそこから100~200m離れたところに作ると、また違う會(huì)社の需要があり、すぐに埋まってしまうという狀況です。
今までは、工業(yè)団地に有料駐車場(chǎng)(コインパーキング)をつくっても、「停める人などいない」と言われていたのですが、今ではこうした多くのコインパーキングが非常に高い稼働率狀態(tài)を?qū)g現(xiàn)しています。
また、こうした工場(chǎng)は、駅から遠(yuǎn)いために、工場(chǎng)への來(lái)客者のニーズもあります。ですから、朝停めたら夕方まで車は動(dòng)かないと予想されていましたが、意外に1日の中でも入れ替えがあります。
鎌倉(cāng)や京都といった観光地でも、混雑緩和の為、指定の駐車場(chǎng)まで行き、車を駐車させた後、バスや鉄道等の公共交通機(jī)関を利用して目的地に向かう、といったパーク&ライドのスタイルを推奨するようになっています。他の地域でも徐々に多くなってきています。
公共事業(yè)としてのコインパーキング
公共施設(shè)においてもコインパーキングを活用して、収入源にするような動(dòng)きもあります。
たとえば國(guó)立病院などで、テレビは有料なのに、駐車場(chǎng)という最も高価な資産である土地の利用は無(wú)料となっていたりします。
これではおかしいだろうということで、最近では、付帯駐車場(chǎng)をコインパーキングとして収入の一部としているケースがあります。公共施設(shè)においても、車で來(lái)る方と公共の機(jī)関を使って來(lái)る方をきちんと分けて、車で來(lái)る方からは駐車料金をいただき、サービスを行っていくというシステムを選択されているところが増えています。
また、多くの地方自治體が、現(xiàn)在「空き家の老朽化」という大きな問(wèn)題を抱えています。
これは、老朽化した空き家が居住環(huán)境や地域活性化の阻害をしていて、防災(zāi)面でも防犯面でも、地域內(nèi)で問(wèn)題になっている、というものです。
空き家の解體費(fèi)用等に助成金を出している自治體もあるほど対策が急務(wù)となっており、解決策の一つとして、コインパーキングが採(cǎi)用されるケースが(大和ハウスパーキングにおいて)増えています。
これらは資産の有効活用だけではなく、大きな視點(diǎn)で見(jiàn)れば、地域の活性化にもつながりますので、こうした動(dòng)きが今後さらに広がっていくでしょう。














