旅館の廃業(yè)に伴い遊休化していた資産

約50ものホテルや旅館が軒を連ね、百年余りの湯の歴史を持つ長(zhǎng)野県上山田溫泉。その中心地に、一階部分がコンビニエンスストアの賃貸住宅が完成しました。
施主は、九割近くのホテルや旅館への源泉の供給、公衆(zhòng)浴場(chǎng)の経営に加え、溫泉街の約一萬(wàn)坪にあたる土地?建物の管理を主な事業(yè)とされている上山田溫泉株式會(huì)社様。
同社の小平社長(zhǎng)は、「當(dāng)該地は溫泉街のメインストリートの玄関口にあたる立地で、長(zhǎng)年、ある旅館事業(yè)者に土地?建物を貸與していたのですが、五年ほど前に廃業(yè)されることとなり、以後活用案を模索していた狀態(tài)でした」と以前の様子を語(yǔ)ります。
さまざまな業(yè)者から多種多様な不動(dòng)産活用の提案があった中、當(dāng)初は既存の建物を活かし、他の事業(yè)者の誘致や介護(hù)施設(shè)などへの転換を検討されていたそうです。とはいえ、建物自體の老朽化が進(jìn)んでいたことから、計(jì)畫(huà)は思うように進(jìn)まず、半ば遊休資産化していました。
しかし、「上山田溫泉の歴史は當(dāng)社の歴史でもある」と語(yǔ)る小平社長(zhǎng)は、「地域の活性化こそが私たちの大きな使命。大通りに面した土地だけに、そのままにしておくわけにはいきませんでした」と決意します。

狀況を見(jiàn)ながら方向転換
高齢者住宅から店舗付き賃貸住宅へ

役員が結(jié)集し知恵を絞る中、「高齢化が進(jìn)む地域のために、高齢者が快適に暮らせる住まいを建てる」という方向性が打ち出されました。
そこで、高齢者住宅の建築や事業(yè)者の誘致計(jì)畫(huà)を模索。しかし、なかなか決め手となるものがなく、決斷には至りませんでした。

そんな中、大和ハウス工業(yè)から挙がった提案が、コンビニエンスストアの誘致でした。
上山田溫泉內(nèi)には二十四時(shí)間営業(yè)の店舗がほとんどなく、溫泉客のみならず、地域住民の皆様も不便に感じられていました。
小平社長(zhǎng)も、「ここに住む人だけでなく、訪れる人にとっても便利な店舗。さらに、夜も明るく溫泉街の玄関口を照らしてくれる點(diǎn)も、大きな魅力でした」とこの提案を評(píng)価しました。

魅力ある建物づくりで収益と地域活性化に貢獻(xiàn)

大和ハウス工業(yè)は、収益面も考え、単身用の賃貸住宅（8戸）を組み合わせた計(jì)畫(huà)を提案、竣工に向けてスタートしました。
今回建設(shè)した建物の大きな特徴は、自由なテナント設(shè)計(jì)と賃貸住宅の融合をコンセプトとした商品『アバンウェル ディッツォ ‐ HV』による提案だったということ。さらに、入居ターゲットが単身層であることから、花粉や塵などを吹き飛ばすエアシャワールームに、不審者から一時(shí)的に身を守り、警備會(huì)社に連絡(luò)することができる「セーフティアゲインルーム」を備えたことでした。
そして、上山田溫泉様からの提案で、同社の所有される源泉を活かし、敷地內(nèi)に誰(shuí)もが無(wú)料で利用できる足湯スペースを設(shè)けたのも、大きな話題を呼びました。
「溫泉街だけでなく、近隣地域で働く若者が住んでくれたら、地域貢獻(xiàn)に少しでもつながるのではないでしょうか。コンビニエンスストアもオープン前から住民の皆さんの間で、待ち遠(yuǎn)しいと話題になっているようです。今回の資産活用が、當(dāng)社の事業(yè)だけでなく、この上山田溫泉全體を盛り上げることにつながれば、これほど嬉しいことはありません」と小平社長(zhǎng)は語(yǔ)ります。その笑顔に、今後の上山田溫泉のさらなる活性化を期待せざるを得ません。

コンビニに併設(shè)された足湯スペース