2021年の入社當(dāng)時(shí)にまず私が驚いたことは、企業(yè)は右肩上がりに成長(zhǎng)することが當(dāng)たり前と全役職員が思っていることでした。創(chuàng)業(yè)者?石橋信夫が託した「創(chuàng)業(yè)100周年に売上高10兆円の企業(yè)グループ」の夢(mèng)に向け毎年數(shù)字を積み上げていくことがDNAとして定著しているのでしょう。建設(shè)業(yè)では、お客さまから注文をもらい建物を建築する請(qǐng)負(fù)工事が主體ですが、當(dāng)社は請(qǐng)負(fù)工事だけではなく、土地を購(gòu)入し建物を建築後、お客さまに販売する。自ら仕事を創(chuàng)り出し事業(yè)を拡大していることが印象的でした。
また意思決定が早く、チャレンジ志向が強(qiáng)い會(huì)社であり、たとえ失敗しても、赦すおおらかさがあります。失敗を徹底的に反省したうえで次のチャンスを與える企業(yè)文化です。一方で、入社前は、様々なことにアグレッシブに取り組む印象を持っていましたが、法令遵守に向け真剣に取り組む姿勢(shì)は印象的でした。
さらに結(jié)果よりも、結(jié)果に至るまでのプロセスを大変重視する會(huì)社です。業(yè)績(jī)管理として毎月社長(zhǎng)をトップとしたヒアリングを行っていますが、関係部門がWEBで參加し、活発な議論がされています。結(jié)果が出るまでのプロセスについてのヒアリング、そのプロセスにおける各部門間のさまざまな意見交換、このようなプロセスの実踐自體が、次世代経営者の育成にも繋がっていると感じています。

當(dāng)社はハウスメーカー、ゼネコン、デベロッパーの機(jī)能を持ったハイブリッド企業(yè)です。技術(shù)力を持ったデベロッパーとして、技術(shù)が事業(yè)に深く関與することで、お客さまから大和ハウス工業(yè)に頼めばきちんとした建物をつくってくれると信頼されることはとても大切なことです。
協(xié)力會(huì)社との繋がりが強(qiáng)いことも特徴です。當(dāng)社には、4,000社を超える現(xiàn)場(chǎng)施工?工場(chǎng)生産関連の協(xié)力會(huì)連合會(huì)、資材調(diào)達(dá)先のトリリオン會(huì)、設(shè)備機(jī)器調(diào)達(dá)先の設(shè)和會(huì)など強(qiáng)力なサプライチェーンネットワークがあります。それぞれが本當(dāng)に熱心に活動(dòng)に取り組んでおり、そのような相互信頼関係と連攜がお客さまからの仕事の獲得にも繋がっています。
今年、2025年の文字としてサプライヤーさまに向けて「言」という文字を掲げています。大和ハウス工業(yè)に対して何でも「言」って欲しいと伝えており、我々は協(xié)力會(huì)社さまに言っていただいたことを「心」（※）を込めて聴かなければならないと考えています。我々がサプライヤーさまに仕事をしていただきたいと思うように、サプライヤーさまからも大和ハウス工業(yè)と共に仕事をしたいと思っていただけるように、相思相愛?相互信頼?WIN―WINの関係をさらに強(qiáng)く濃くしていきたいと考えています。

※「心」は、CEOの芳井が我々に、『心』と『笑顔』を一緒に持って欲しいという願(yuàn)いを込めて、2025年の一文字として選んだ漢字。

大和ハウス工業(yè)の事業(yè)領(lǐng)域は多岐にわたりますが、創(chuàng)業(yè)以來(lái)お客さまに寄り添う「住宅の心」とものづくりの「工業(yè)」を忘れないという意志のもと、社名を「大和ハウス工業(yè)」のままとしています。住宅の工業(yè)化にいち早く取り組んできた當(dāng)社は、ハウスメーカーとしては既にトップの地位にあります。全國(guó)９カ所の工場(chǎng)には、住宅の鉄骨や部材の工場(chǎng)のほかビル鉄骨製作工場(chǎng)もあります。
住宅と建築の二刀流であることは、當(dāng)社のユニークな點(diǎn)です。當(dāng)社は近年、ゼネコンとしても急速に成長(zhǎng)しています。様々な用途の建築に取り組んでいますが、最近では物件が大型化?複雑化し、高度な技術(shù)を要するデータセンターや半導(dǎo)體工場(chǎng)にも著手しています。當(dāng)社は超高層ビルの開発案件などにおいて、スーパーゼネコンに発注しながら施工技術(shù)を?qū)Wび、自社の技術(shù)力強(qiáng)化に役立てており、それらの技術(shù)を活かしながら、より多様な用途の高難度建築にも取り組んでいきたいと考えています。

2017年にBIM、2019年には建設(shè)DXの取り組みを開始以降、積極的な投資を続け、日本のゼネコンでもトップランナーと言えるまでになっています。現(xiàn)在はBIMを基軸とした建設(shè)データを連攜?活用する段階になっており、奈良の「みらい価値共創(chuàng)センター コトクリエ」の建築では、當(dāng)社はフジタと共にBIMで実施設(shè)計(jì)?施工?メンテナンスまでを一気通貫で行い、各種取り組みの効果を確認(rèn)しました。當(dāng)社グループの事業(yè)領(lǐng)域は広く、事業(yè)規(guī)模も大きいので、DX/BIMの導(dǎo)入によりグループ全體で大きな付加価値の創(chuàng)出が見込めます。
當(dāng)社グループにはゼネコンとして、フジタと大和リースもあり、３社で連攜する技術(shù)委員會(huì)活動(dòng)や共同での大型物件の施工も増えています。大阪?関西萬(wàn)博では、３社それぞれが施工実績(jī)を殘すことができました。また集中購(gòu)買やDX連攜にも取り組んでおり、BIMやデータ活用をグループ全體で進(jìn)めることで、大きな価値創(chuàng)出に繋がると考えています。

私が入社以來(lái)取り組み、手応えを感じているのは、
① 技術(shù)系役員連絡(luò)會(huì)を通じて、事業(yè)の壁を越えた役員相互の関係ができたこと。社員についても相互の関係性が向上したこと。
② 技術(shù)社員自身が自発的に業(yè)務(wù)改善に取り組むようになったこと。
③ 社員が難易度の高い技術(shù)や大規(guī)模な工事に挑戦し、技術(shù)を楽しもうという意欲をスーパーゼネコン以上に持っていること。
④ グループ３社（大和ハウス?フジタ?大和リース）の技術(shù)面の連攜が進(jìn)んでいること。
です。

入社早々、當(dāng)社が縦割り組織になっていると感じたことから、私が會(huì)社全體の様子を知ることも含め技術(shù)系役員連絡(luò)會(huì)を発足しました。役員同士が技術(shù)の抱える問(wèn)題點(diǎn)を、組織の壁を越えて議論することから始め、今も続いています。
次に、技術(shù)系機(jī)構(gòu)改革プロジェクトを立ち上げました。これは社員が分科會(huì)活動(dòng)に參加して意見をまとめて、技術(shù)系役員連絡(luò)會(huì)に提言する活動(dòng)です。この活動(dòng)では、自分の正直な考えを自由に発言できるよう心理的安全性を確保することと、「私はこう思う」と自分を主語(yǔ)にして意見を述べることをルールとして明記しました。また、社員だけではなく、建設(shè)現(xiàn)場(chǎng)?工場(chǎng)の協(xié)力會(huì)社の方々の意見もとりあげたいと思い、協(xié)力會(huì)連合會(huì)青年部會(huì)も分科會(huì)活動(dòng)に參加してもらいました。このような仕組みとしたのは、次世代マネジメント層の中にも問(wèn)題意識(shí)を持つ人がいるに違いないと思ったからです。各活動(dòng)で出た意見は、すぐにできることは実施し、すぐにできないことは記録として殘すことで、決して愚癡では終わらせないこととしました。
また、物件の大型化や複雑化が進(jìn)む中で、技術(shù)力の向上として、工事監(jiān)理機(jī)能や設(shè)備系部門の強(qiáng)化を進(jìn)めてきました。
また、當(dāng)社の技術(shù)社員の資格、経験、能力などを記録するデータベースを構(gòu)築しました。これは、誰(shuí)がどのような技術(shù)を保有しているかを會(huì)社として把握するとともに、技術(shù)社員が自身の技術(shù)力向上を勵(lì)みとする取り組みです。
最近では若手技術(shù)者が順調(diào)に育ってきました。大阪?関西萬(wàn)博パビリオンでは、全國(guó)から公募で集まってくれた技術(shù)社員が難しい３次元曲面の建物をBIMを駆使して見事にやり遂げてくれました。技術(shù)の面白さを理解し、仕事を楽しんでくれているのが頼もしいです。

このたび、7つあった事業(yè)部を住宅系と建築系の２つの本部に集約したことで、本社がスリム化し、現(xiàn)場(chǎng)への人財(cái)配置が手厚くなり、「人財(cái)の流動(dòng)化」と「技術(shù)の共通化」を進(jìn)めることができると考えています。今後これらの取り組みの効果が最大限発揮できるよう取り組んでいきます。
また、総合技術(shù)研究所が「ハウジング?ソリューション本部」「ビジネス?ソリューション本部」「技術(shù)本部技術(shù)戦略部」の３つの管轄となり、現(xiàn)場(chǎng)のニーズに合った開発を推進(jìn)する體制の整備が進(jìn)んできたと認(rèn)識(shí)しています。中長(zhǎng)期の技術(shù)開発についても戦略的に考える體制をつくっていきます。
近年、日本の建築の工業(yè)化があまり進(jìn)んでいないことは、業(yè)界全體の課題として感じています。住宅の建築においてはプレハブ工法が長(zhǎng)く研究開発されて現(xiàn)在の形になりましたが、その先はどうすればよいのか。また、ビル建築において材料や部品は進(jìn)化してきましたが、構(gòu)工法は將來(lái)どのように進(jìn)化できるのか。このような課題に対して、當(dāng)社では、BIMを活用した建築の工業(yè)化、オフサイト化に柔軟に取り組もうとしています。BIMの目的は単に仕事を効率化するだけではありません。仕事の質(zhì)を向上し、ものづくりを楽しくし、付加価値を上げるものです。そのために、DXとBIMを建設(shè)業(yè)における世界共通言語(yǔ)として進(jìn)化させ、世界でのプレゼンスを高めて「世界の大和ハウス」と位置付けられるのが、私の夢(mèng)です。設(shè)計(jì)部門では既に一定の水準(zhǔn)でBIMが活用されていますが、これを施工部門に拡げ、さらに建物維持管理に設(shè)計(jì)?施工で作ったデータが活かされていく世界を目指しています。また、當(dāng)社がこれまで標(biāo)榜してきた建築の工業(yè)化、プレハブ化、オフサイト化などの技術(shù)とICT技術(shù)を融合して、次の時(shí)代の「建築の工業(yè)化」についても取り組むべき課題であると考えています。
建築系については、データセンターや半導(dǎo)體工場(chǎng)、エンジニアリングなど、更に高度な建築に対応できる技術(shù)を高めていきます。木造建築については、住宅だけでなく非住宅についてもFuture with Wood（建築の木造?木質(zhì)化）プロジェクトを推進(jìn)しており、木造BIMの展開と要素技術(shù)開発を進(jìn)めています。
海外における技術(shù)?ものづくり基盤の構(gòu)築は、より一層重要度が増していくと認(rèn)識(shí)しています。海外でゼネコン事業(yè)を行えるパートナーとの協(xié)業(yè)、日本で培った「建築の工業(yè)化」の海外展開、あるいは海外のグループ會(huì)社の技術(shù)?ものづくりの優(yōu)れた點(diǎn)を日本に取り入れることなども含め、海外のパートナーやグループ會(huì)社と相互に理解し融合することにより、よりよいものをつくっていきます。